バレットジャーナルの基本の書き方|ラピッドロギングについて
ノートを前にすると「どんなふうに書けばいいんだろう?」と迷うことはありませんか?
バレットジャーナルでは、その答えとして「ラピッドロギング」というとてもシンプルな書き方が用意されています。
長い文章を書かなくても、ちょっとした記号と短い言葉だけで日々を整理できる仕組みです。
ラピッドロギングとは?

ラピッドロギング(Rapid Logging)は、バレットジャーナルの基本の書き方であり、システム全体の根幹です。
短く、簡単に、しかも一貫性をもって記録できる方法です。
たとえば
「今日は近所のスーパーで夕飯の食材を買って家に帰った」
と書く代わりに、
・スーパーで夕飯の買い物して帰宅
と短く書きます。
毎日びっしり書く必要がないので、短いエントリーなら習慣化しやすくなります。
また、この簡潔さのおかげで、思考や日々の出来事を記録しながらも、過度に考え込むことを避けられるのです。
Bullets バレット(基本のマーク)

ラピッドロギングの基礎は箇条書き。
箇条書きの前につけるマークを「バレット(Bullet)」 と呼びます。
バレットを使えば、ノートに書き込む項目を一貫したルールで整理できます。
基本のバレットは3種類あり、それぞれの種類によって意味が変わります。
・ タスク…しなければならないこと
◯ イベント…経験すること・経験したこと
ー メモ…忘れたくない情報
「・(ドット)」タスク(Task)

「しなければならないこと・やること」を書きます。
<例>
・ メールを送る
・ 健康診断の予約
・ 旅行の計画
タスクの進み具合をマークで管理
タスクは「完了」「移動」「予定化」とあとから更新できるのが特徴です。
✕ (バツ)完了
> (右向き)翌月へ移動(Monthly Logなどに)
< (左向き)未来へ予定化(Future Logなどに)
もうやらない もうやらないことには打ち消し線をひきます
「○」 イベント(Event)

経験すること・経験したこと、主にこれからの予定や、起こったできごとを記録します。
<例>
○ 14:00 ミーティング
○ 公園で花火大会 P.12
ラピッドロギングでは「事実を短く客観的に」まとめて書くのが基本です。
感情や思考について詳しく書きたいときは別の場所に書きましょう。
例えば、その日のデイリーログの下に空いたスペース、または別の専用ページを設けて書くなど。
バレットジャーナルのラピッドロギングは、「情報を効率よく記録し、あとから振り返りやすくする」ことを目的としています。
ここに感情や詳細なストーリーを書き込んでしまうと、ログが膨れ上がり、見返したい「事実」が埋もれてしまいます。
- 事実だけをシンプルに残す → 後から見返しやすい
- 感情や思考は別の場所に書き出す → 心の整理もできる
この2つを分けることで、バレットジャーナルは「整理のための道具」としての役割を守りつつ、同時にジャーナリングのように「表現や感情や思考の整理の場所」としての自由も保てるのです。
つまり、ライダーさんが「イベントは客観的に」と強調しているのは、システムとしての効率とシンプルさを壊さないため。
感情等を書いてはいけないのではなく、「書く場所を分ける」ことが大切なんですね。

「ー」 メモ(Notes)

忘れたくない情報。主に、事実、アイデア、思考、観察を書きとめます。
<例>
ー トマトスープにローズマリー
ー 5分タイマー式掃除
シグニファイア(Signifiers)で強調

さらに、ちょっとした印を加えると「何を優先すべきか」がひと目でわかります。
シグニファイアは、エントリに「意味の層」を追加するためのマークです。
公式に挙げられている代表例はこちらの2つ
* = 優先度(Priority)
! = インスピレーション(Inspiration)
<例>
* ・ 契約書を提出
○ 14時 ミーティング
・ デスクの整理
! ─ 散歩中に見つけた「秋色の落ち葉の配色」
まとめ
ラピッドロギングは「サッと書いて、あとから整理する」ための仕組みです。
丁寧さやきれいさよりも、続けられること・すぐ書けることを大切にしましょう。
ラピッドロギングはバレットジャーナルを支える中心的な仕組みです。
- ・タスク ◯イベント ーメモ の3種類の記号で分類
- ✕ > < でタスクの状態を更新
- * ! のシグニファイアで重要度やひらめきを明示
短く、客観的に、簡潔に。
この方法こそが、情報を効率的に記録し、整理するための基本になります。










